Wanderers - 宇宙から来た僕

ある日、自分が宇宙から来たと知った “僕” の冒険

天使と話をすること

僕はもう長い間、天使と話をしてみたいと思ってるんだけど、じっさいにその声を耳で聞いたことはない。よく絵に描かれているような羽の生えた天使も見たことがない。だから僕には無理なのかなぁって思ったりもしていた。

ただ、それが天使かどうかはわからないけど、確実に自分を導いてくれる存在がいるのはなんとなく感じているんだ。

ふと、耳でじっさいに聞いて会話することだけが、天使と話すってことじゃないのかもしれないと思った。このことを書いてみようかなと思った時、時計を見ると 1:11だった。これはね、僕にとって天使からのGOサインなんだよ。

たとえば言葉が突然頭の中に浮かぶことがある。「家賃払わなくっちゃ」っていうような現実的なものも、もちろんあるけどさ。そうじゃなくって、あきらかに自分が使わないような言葉だったり、なんの脈略もないようなものだったりすることがあるよね。それは、頭の中に直接、見えない存在が話しかけているのかもしれない。

だって、彼らは身体を持たないエネルギー体だっていうじゃない? そうだとしたら声帯だってないわけだから、声を使うよりも直接頭の中にメッセージを送ってくるやり方のほうが、むしろ自然に思えるよね?

同じ言葉を、やけにあちこちで見かけることがある。電車の中の広告や、スーパーや、Twitterのタイムラインや、あらゆるところでね。なんだろうと気になったら、それはサインだ。だって僕らは景色の中から見るものを “自分で選んでいる” んだよ。だから景色を隅々まで見ていないんだ。それなのに繰り返し繰り返し見えるってことは “見せられている” とも考えられるよね。

まどろっこしいコミュニケーションだけど、そうやって天使は僕らにメッセージを送りながら「もっと送っても大丈夫そうだな」とか「いいぞ!その調子だ」とか様子を見ているのかもしれないよね。

なぜって、僕らは目に見えないものをなかなか信じようとしないからさ。

人生に起きることは、偶然じゃなくてすべて必然だと考えてみると面白いよ。

僕は人生をドラクエに例えるのが好きなんだけど、ちょうど村人に片っ端から話しかけてヒントをもらって冒険を進めるような、あんな感じで、僕らと天使は共同作業で現実の冒険をつくっているのかもしれないね。

天使が好みじゃなかったら、宇宙でもいいし、神さまでもいいし、潜在意識でもいい。みんなにも、目に見えない存在からのメッセージを受け取ることを楽しんでみてほしいな。