小さな宇宙人にもらったヒント
僕は先週あたりから「エンリケ・バリオスの魔法の学校」を夢中で読んでいる。ちょうど自分が宇宙から来たって知るすこし前ぐらいからだね。
本当は一気に読み終えてしまいたいんだけど、この本はちょっと “こうるさい” ところがあって「しっかりと消化吸収するまでは、次に進んではいけない」って言うんだ。本のくせに変わってるよね。
それで、この人の書いた他の本も読んでみたくなったんだ。エンリケ・バリオスは「アミ 小さな宇宙人」の著者でもある。有名な本だからタイトルは知っていたけど、これまで読もうと思わなかった。表紙の絵を見て、子ども向けかなと思っていたんだ。
こうしてみると「魔法の学校」を読みはじめた時にはすでに、僕は宇宙に呼ばれていたわけだね。 この手のシンクロニシティには別にびっくりしなくなってきたけど、今回は「また宇宙人かよ」って思ったな。
- 作者: エンリケ・バリオス,さくらももこ,石原彰二
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: 文庫
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読みはじめてみると、この本はとてつもなく面白かった。子ども向けなんて思って申し訳なかったといまは思うよ。
アミ(宇宙人)のこんな言葉がある。
「つらくきびしい人生をたえてきたひとが、より人間的な人生を送れるようになったとしたら、そのひとたちがいちばんそれを評価できるだろう。もし夜がなかったらどうして日の出をよろこぶことができるだろう」
これを読んで、僕はハッとしたんだ。
ボスは、誰にもわかってもらえずに幻聴や幻覚を病気だと思い込まされて生きて来た。本当は、じっさいに受け取っていたというのにね。落ち着いて生活できるようになったいまは「より人間的な人生」を、それはもう大切にしている。ボスにとって普通に暮らせることは、それぐらいうれしくてありがたいことなんだ。
もう一度、アミの言葉を読んで考えてみてほしい。もしボスが、さらに「より人間的な人生」を送れるようになったら、どれだけそれを評価できると思う? 薬も飲まず、いつも最高の自分でいられるようになったら?
僕は思った。「アセンション」って大げさに騒いでいるけど「じつは、大したことじゃない」んじゃないかってことをね。